粒ゲージ（グラインドメーター）

商品説明

塗料・インク及びその関連製品などの顔料（体質顔料・錆止め顔料・着色顔料・機能性顔料等）の分散度を評価するために使用します。この規格はすべてのタイプの液状塗料及び関連製品に適用されます。顔料分散が不十分だと塗膜表面のざらつき、光沢不良が生じ、塗膜性能が低下します。また、塗料の貯蔵中に樹脂・乾燥剤・添加剤などが析出したものや、顔料の凝集・ゲル化した物の「つぶ」の大きさを測るのに使用されています。粒ゲージの溝に塗料を満たし、スクレーパーで掻きとります。徐々に溝が浅くなっていく段階のどこかで顔料の粒が現れます。粒が現れる深さで分散度等を判定をします。塗料・インク・顔料以外にも食品業界・化粧品業界・医薬品業界など幅広く利用されています。製品は国内にて1つずつ検査を行い、溝深さ検査成績書・校正証明書・トレーサビリティー体系図が添付されます。本体・スクレーパーの材質は高硬度ステンレス製。溝の長さ140mm、溝幅12.5mm※写真の商品は、053-1 粒ゲージ0-100（0〜100μm用）です。 ※単位がμmとmilsからμmとH（Hegman）に変更されました。

試験内容

溝の深い方の先端に十分な量の塗料を流し込み、溝からわずかにあふれさせます。スクレーパーを両手の親指と他の指との間で挟み、スクレーパーの長辺がゲージの幅方向と平行になり、ゲージの溝の深い先端に刃先が接触するように置きます。スクレーパーをゲージの表面になるように保持しながら、溝の長辺方向に対して直角に、ゲージの表面を均等な速度で、溝の深さ０まで1～2秒間かけて引きます。引き終わってから3秒以内に20°以上30°以下の角度で光を当てて観察します。

参考規格

• JIS-K5400 分散度
  JIS-K5600-2-5 分散度
• ISO1524

内容

• 本体（0～100μm用　10μm刻み）・スクレーパー・専用ケース
• 溝深さ検査成績書・校正証明書・トレーサビリティー体系図

大きさ

約175×65×13mm

重さ

約1135g