自動粒ゲージスクレーパー
自動ドローダウン装置

商品コード
122
カテゴリー
塗料の性状・安定性 ・安定した塗工 ・顔料などの分散度

商品説明

自動粒ゲージスクレーパーは粒ゲージのスクレーパーを一定荷重で一定速度で均一に引くための装置です。塗料の分散度評価試験は粒ゲージで検査しますが、スクレーパーは人の手で引くため、作業者の熟練度によりスクレーパーを引く荷重、感覚、癖などより試験結果に偏りがでてしまいます。最終的には目視評価になりますが、スクレーパーの引き方による余計なエラーがなくなり、目視評価に集中できます。粒ゲージを使える熟練者が少なくなってきた業界、クリア塗料を評価しなければいけない、日々の試験回数が非常多い企業などに向けて開発しました。荷重は2kg~5kgまで100g単位で変更が可能。速度は1mm/s~150mm/sまで1mm/s単位で変更可能。荷重と速度を自由に変更することで、試料にあった条件を選ることで常に安定した試験結果が得られるようになりました。もうひとつの機能として、バーコーター、アプリケーターをセットすることにより自動塗工機(自動フィルムアプリケーター)としてもご使用頂けます。バーコーターの太さ(直径)が1mm~10mmのものまで使用できますので、ユーザーが既に所有されているのバーコーターのほとんどがセットできるように工夫されています。アプリケーターは4面式、B形フィルムアプリケーター、ドクターブレードフィルムアプリケーター、2面式アプリケーターなど様々な形状のものがセットできます。塗工距離は最大140mm程度(使用するアプリケーターにより多少異なる)粒ゲージ、自動フィルムアプリケーターの2つの装置を兼ね備えた新しいタイプの自動ドローダウン装置です。※デモ機ありますので、実機をご覧になりたいお客様はお気軽にお問い合わせください。

試験内容

【粒ゲージ】溝の深い方の先端に十分な量の塗料を流し込み、溝からわずかにあふれさせます。スクレーパーを両手の親指と他の指との間で挟み、スクレーパーの長辺がゲージの幅方向と平行になり、ゲージの溝の深い先端に刃先が接触するように置きます。スクレーパーをゲージの表面になるように保持しながら、溝の長辺方向に対して直角に、ゲージの表面を均等な速度で、溝の深さ0まで1~2秒間かけて引きます。引き終わってから3秒以内に20°以上30°以下の角度で光を当てて観察します。【塗工機】ガラス板などの水平な板の上に、テストピースを置き固定します。テストピースの上に塗料やインクなどの試料を広げ、アプリケーターの両端を両手の指でつまみ、テストピースにアプリケーターを押しつけながら150mmを約1秒の速さで手前に一気に引きます。試料を塗り終わった後は、テストピースの塗面を上向きにして水平に置きます。

参考規格

  • JIS-K5600-2-5 分散度
    分散度
  • JIS-K5400 分散度
  • ISO1524
  • 自動フィルムアプリケーター

内容

  • 自動粒ゲージスクレーパー本体

仕様説明動画

同類の試験の商品

Back to Top