塗膜付着力試験機
アドヒージョンテスター
(付着性プルオフ法)

商品コード
120
カテゴリー
塗膜品質管理機器 ・付着力の測定

商品説明

塗膜付着力試験機 アドヒージョンテスターは、塗膜と素地の付着力(密着性)を測定するための試験機です。JIS規格には「クロスカット試験は付着性の測定手段とみなしてはならない」とあります。クロスカット試験はカッターで塗膜に素地まで貫通する切込みをいれてテープを貼り、テープを剥がすことにより素地からのはく離に対して塗膜の耐性を評価する試験であり、試験結果は試験作業者の目視による合否試験でした。アドヒージョンテスターは塗膜に接着させた試験円筒を引っ張り、塗膜と素地間との付着破壊に必要な張力を数値で測定することができる為、素地と塗膜の間の付着力測定が行えます。また、この試験を日々行うことにより付着力の数値変化から不良への傾向が確認できます。様々な大きさのドリーにも対応。張力増加速度や試験時間の設定もタッチパネルで操作可能です。充電式バッテリーが搭載されており塗装現場に持ち運んで試験が行えます。

膜厚が5μm以下の塗膜の付着力測定にはwcmsaculaが有効です。

→wcmsacula(付着強さ・せん断降伏強さ・硬さ傷付き性・切片採取・劣化解析 )の商品ページへ移動する

試験内容

新たに洗浄した試験円筒(ドリー)の面に接着剤を均一に塗布します。試験円筒の接着剤塗布面を接着剤が硬化するまで塗膜に接着させます。接着剤が硬化後、ドリーカッターをも用いて注意深く試験円筒の周囲を素地まで切り込みます。アドヒージョンテスターのドリー引っ張り部分で試験円筒(ドリー)をクランプします。アドヒージョンテスターをスタートさせ、張力を最初に加えてから90秒以内に試験体の破壊がおきるように1MPa/sを超えない張力増加速度で引っ張り、試験体を破壊した張力を記録します。

参考規格

  • JIS K5600-5-7
    付着性(プルオフ法)
  • ISO 4624
  • ASTM D4541

内容

  • アドヒージョンテスター本体・ドリーカッター
  • 接着剤・7mm/10mm/20mmドリー(各10個)・収納ケース
大きさ
W210×H140×D90mm
重さ
約3000g
レンタル
yes

仕様説明動画

塗膜付着力試験機 アドヒージョンテスター ラインナップ

商品名 商品コード 内容
塗膜付着力試験機
アドヒージョンテスター
120 アドヒージョンテスター本体・ドリーカッター
接着剤・7mm/10mm/20mmドリー(各10個)・収納ケース
塗膜付着力試験機
アドヒージョンテスター レンタル
120-99 レンタル期間や内容についてはお問い合わせください
7mmドリー 120-1 7mmドリー×10個
10mmドリー 120-2 10mmドリー×10個
20mmドリー 120-3 20mmドリー×10個
50mmドリー 120-4 50mmドリー×1個
20mmドリー用ドリーカッター 120-5 20mmドリー用ドリーカッター
50mmドリー用アタッチメント 120-6 50mmドリー用アタッチメント ※50mmドリーご使用時に必要です
※価格・仕様・外観等は予告無く変更する場合がございますのでご了承下さい。

アドヒージョンテスター 仕様

ドリー径 測定有効範囲 張力増加速度
7mm 20-200MPa (2900-29008psi) 1.6-6MPa/s (232-870psi/s)
10mm 10-100MPa (1450-14504psi) 0.8-3MPa/s (116-435psi/s)
20mm 2.5-25MPa (362-3626psi) 0.2-0.75MPa/s (29-108psi/s)
50mm 0.4-4MPa (58-580psi) 0.03-0.12MPa/s (4-17psi/s)
※測定有効範囲は最大の張力増加速度で動作させた場合で算出しています。
※仕様・外観は予告無く変更する場合がございますのでご了承下さい。

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